<aside> <img src="/icons/list_gray.svg" alt="/icons/list_gray.svg" width="40px" /> 目次

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はじめに

はじめまして、大阪大学基礎工学部情報科学科の三年生のspeed(@strayer_13)です。

私がパソコンを初めて手にしたのは大学一年生でした。大学で情報科学を専攻している私は、情報科学という広大な世界に対してどのように勉強を進めていけばわからず、その道は一直線ではありませんでした。

本書では、stray sheep(迷える子羊)だった大学一年生の私に向けて、どのように情報科学を学ぶのが良いか、ブラウザの仕組みをボトムアップに説明していく過程で各論の良書をリストアップしながら「知の高速道路」を提供します。

対象の読者

本書が対象とするのは、大学一年生の頃の私のような、web ブラウザやスマホなど、IT技術によって生み出された製品を使ってはいるが、

です。

すでに情報科学全般を理解している方は対象としていません。

<aside> 💡 Attention これは私なりの「知の高速道路」であり、万人に適したものではないかもしれません。

なお、情報科学を学び始めて三年しか経っていない私が選んだ本の選定基準も信頼性に欠けるかもしれません。身もふたもない話ですが、本には人それぞれ相性があります。

ただ、私が知る限り本書で挙げるものは定評のある本ばかりです。

ご指摘やご感想等ありましたらコメントにてぜひお願い致します。

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What I cannot create, I do not understand.」ー Richard Feynman

巷には「わかりやすい」本がたくさんあります。それらは図を用いたり複雑で込み入った難しい部分を省いているため、サクサク読めてわかった気になります。

しかし、今後ITシステムを作る側の人間となる情報科学科一年生の私に対して望んでいるのは、現在動いているITシステムがある日突然消滅した時、再構築できるレベルの「分かる」です。

その点、巷にある「わかりやすい」本ではそのレベルに達することができません。

もちろん、そのような本はとっかかりとしてとても重要であり、批判しているわけではありません。